社員インタビュー/06

まち、くらし、お客さまに寄り添い続けてきた13年間 藤井 翔太 オフィス・住宅事業本部 開発企画部 2011年入社

入居されるお客さまが何を求めているかを
常にキャッチアップしながら
大規模物件を開発

入社後、本社の施設管理本部、総武支社の工務部、JR東日本への出向を経て、現在はオフィス・住宅事業本部に所属しています。担当している業務は、当社やJR東日本グループの中でも、なかなか事例のない高輪ゲートウェイ駅や大井町駅前の大規模な賃貸住宅の企画です。住宅の商品企画では、間取りなどを詰める計画業務から、開業後の運営を想定した設備・警備・清掃といったビルマネジメントに関する内容を詰める業務まであります。正直なところ私の経歴の中に運営業務の経験がないため、手探りで進めることばかりで大変ではありますが、入居されるお客さまに密接するすべてをメンバーと一緒に決めながら開業まで関われるこの仕事に非常にやりがいを感じています。

人生のターニングポイントとなった
2019年7月の、JR東日本への出向

当社の常識の中だけで仕事をしていてはダメだという想いから、もともと出向は希望していました。出向先ではこれまでとは桁違いの規模の「大井町駅周辺広町地区開発」という大規模プロジェクトに携わる機会を得ました。用途構成や建物構成などの基本計画を詰める業務からはじまり、その計画を実現するにあたり、都市計画や区画整理事業を用いて容積率や建ぺい率を割り増ししていく必要があったことから行政とも協議を重ねました。基本計画で思い描いた建物を作るには、どう都市計画を進めるのかを吸収できたのは大きかったです。竣工まで携わりたかったというのが本音ですが、幅広いフェーズを経験できたことで知見を深められた、とても貴重な4年間となりました。

試行錯誤を繰り返したからこそ味わえた
大きな達成感

施設管理本部に所属していた時、両国駅の旧駅舎を「-両国-江戸NOREN」という江戸の食をテーマにした集合店舗に改修する案件を担当したのですが、このプロジェクトは試行錯誤と苦労の連続でした。床面積2,500m²を超えるはじめての大型案件だったことに加え、自分自身、案件を一人で任されるよう自立を目指していた時期とも重なり、プレッシャーに耐えながら、がむしゃらに工期・工事費の調整にあたる日々でした。開業後のことですが、共用部に土俵を設置するなど、こだわりを持って作り込んだ内装がお客さまに好評だと聞いた時は“苦労した甲斐があった”そんな想いでした。

社内の資格取得支援制度を利用して
一級建築士の資格を取得

建築学科を卒業したものの、いざ実務に落とし込んでみると、わからないことが多い。それが社会人1年目の正直な感想でした。そんな想いからハード面におけるプロフェッショナルを目指し、資格学校の受講料などの援助が受けられる社内制度を利用して入社4年目に一級建築士の資格を取得しました。設計に限らず、間取りを考える際の寸法感覚であったり、最適な設備計画なのかをハード的な視点で確認できるなど、現在の住宅の商品企画でも大いに役立っています。私の時代は受験をするために実務経験を積む必要がありましたが、建築士法の改正により、いまは入社1年目、2年目から社内援助を受け、資格にチャレンジしている社員もいます。

常に心がけているのは
相手想いのコミュニケーション

私はいま管理社員職という立場ですが、より心がけているのは、後輩の「これどうしましょうか?」といった相談に対する返答の仕方です。自ら考えてもらえるようアドバイスすることはもちろん、行き詰っていると察すれば、ひとつの方向性を示してみたり、時には一緒に悩んでみたりもします。相談の内容や雰囲気によって話し方・意見を変える、相手を気づかうこのコミュニケーションは、もしかすると社長や役員クラスの方々との距離がいい意味で近く、社内の風通しがかなり良いという社風によって培われたのかもしれません。

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