社員インタビュー/05

支社時代の開発経験を活かしながら、大規模開発に挑む日々。 吉方 祐樹 オフィス・住宅事業本部 開発企画部 2015年入社

設計に込めた想いが、
子供たちの笑顔につながった。

入社1年目は総武支社開発管理二部に配属されました。千葉エリアの高架下の開発と管理を担当する部署です。仕事の基本的な進め方やルールなどを先輩のやり方を見ながら学ぶ日々でした。2年目からは任されることが多く、新規案件なども1人で進めていましたね。忘れられないのが船橋の高架下に作った保育園です。さまざまな問題を抱えた大変な案件でした。完成後、管理のために訪れた保育園では、子供たちが元気に走り回っていたんです。「ここは注意した方がいい」とか「これはケガにつながる」とか、子供たちを想っての緻密な設計があの笑顔につながったと実感した達成感のある仕事でした。

時間をかけてカタチにする、
大規模開発のくらしづくり。

今の大規模開発グループでは、タワーマンションの賃貸の企画が主な業務です。マーケットを調査し、ターゲットを決め、建物の構成や間取りなどを検討するといった企画業務全般を行っています。現在の担当は、国内外のエグゼクティブが居住するような、これまでJR東日本グループでは経験のない高級賃貸の開発です。支社時代と比べると開発のスケールが一気に上がりました。ただ根底にあるものは同じで、結局のところ「お客様のニーズをどう把握するか」です。ターゲットの富裕層はどういう生活で、何を求めているのか。それを突き詰めることが大切なんです。大規模なので完成するまで数年から十数年かかりますが、住みたくなるタワーマンションを目指し、開発を進めています。

事業化にはつながらなかったけど、
成長にはつながった。

自分のアイデアを事業化できる「燈台」という社内コンペがあるのですが、開発事業本部の後輩と2人で挑戦しました。企画したのはJRの鉄道を活用した2つの地域に住める定額サービスです。企画段階で、よく2拠点生活として候補に挙がる千葉県のいすみ市や南房総市に足を運び、まちの人にヒアリングもしました。「面白いね」「使って見たい」と言われたアイデアでしたが最終審査でダメでした。今の大規模開発の仕事にも通じることですが、まちの人が何を求め、それを審査員がどう判断して採用するかについてのリサーチが甘かったと反省しています。ただ200人くらいの前で自分たちのアイデアをプレゼンしたのは貴重な体験となりました。

会社の支援制度を積極的に利用。

会社による公募制の研修制度でクリティカルシンキングやマーケティング経営戦略などを受講しました。理解はしていたものの、それがどういう理論に基づいているのかを体系的に学べ、スキルアップの良い機会となりました。入社して取得した宅建と二級建築士の資格に続き、今は一級建築士を目指して勉強中です。これも会社の支援制度を利用して挑戦しています。テキストで分からないことがあれば上司や現場の方に教えてもらえるとか、周りも資格取得の勉強をしているとか、会社全体が常に「学ぶ姿勢」があるのは刺激になっています。

体験したすべてが自分にとって
プラスとなる。

私は好奇心を持ち続けることがとても大事だと考えています。それが経験や体験につながり、もっと自分が成長できると思っているからです。例えば、高級賃貸の開発にあたり、まず自分自身で高級物件に実際に泊まってみました。どんなサービスを提供すれば、お客様が満足するのか、その良さを肌で感じたわけです。体験したうえで企画にすると、説得力がまったく違ってきます。この「なんでも自分で体験してから企画を作る」という姿勢は、私の中で大切にしていることのひとつでもあります。これからも開発や企画に活かせるように、どんなことでも好奇心を持って積極的にチャレンジしていきたいです。

おすすめコンテンツ

社員インタビュー/04飯嶋 彩桂
社員インタビュー/06加藤 健一
社内制度研修制度