STORIES:OKUROJI
【My Own Locals】#2 後編
新潟の美酒と食、工芸の世界に酔いしれる。

2020.11.22
魅力的な人やものが生まれる場所ってどんなところ? OKUROJIで働くさまざまな人たちの“ローカル=地元”について、パーソナルな思い出からローカルならではの情報まで、ざっくばらんに聞いていきます。第二回は新潟セレクトショップ「NIIGATA 1〇〇」のスタッフ、中村茉莉奈さん。彼女が育った新潟県の魅力を探ります!
Photo: Saori Tao Text: Mayu Sakazaki
Q11、いちばん心に残っている思い出は?
やっぱり花火大会ですね。「長岡まつり大花火大会」は新潟市から長岡までは新幹線で行かないといけないのでちょっと遠出になっちゃうんですが、初めて行ったときは心から感動しました。空におさまりきらないくらいの、本当に溢れるような大きな花火で……。新潟地震の復興のために平原綾香さんの「ジュピター」に合わせて花火を上げる演出が毎年あるんですが、本当に綺麗で、それを見に行ったときがいちばんの思い出になっています。

Q12、「NIIGATA 1〇〇」ってどんなところ?
新潟は今まで食やお酒のイメージが強かったかもしれませんが、工芸品はあまり知られていないのかなと思うんです。「NIIGATA 1〇〇」では新潟のセレクトショップとして、工芸品を半分、食料品やお酒を半分、という割合でご紹介しています。「百年後にも大切にしていきたい生活文化を、楽しみ、継承し、創造していく」がテーマの生活道具のブランド、百年物語をはじめ、新潟県内各地の職人さんの技術が集結しています。食品も定番の箱菓子などは置かず、「新潟の本当にいいもの」をセレクトしているので、新潟の人にも東京の人にも楽しんでもらえると思います!

Q13、「NIIGATA 1〇〇」で食べてほしいメニューは?
店内には角打ちスペースがあって、お酒やちょっとしたおつまみを楽しんでいただくことができます。日本酒の飲みくらべができる「新潟セット」というのがあって、下越、中越、上越と、3つのエリアのお酒が飲めるメニューがおすすめです。酒器やトレーも新潟で作られているものを使っているので、トータルで新潟を味わえるセットなんですよ。

店内の角打ちでは飲みくらべが楽しめる。左から、「麒麟山 ブルーボトル 純米大吟醸」、「鶴齢 純米大吟醸 越淡麗」、「雪中梅 美守 純米吟醸」の新潟セット 1800円(角打ち飲み比べセットメニューは月替わりで変更がございます)、鮭の焼き漬け 600円、サーモン塩辛 400円、硝子工房クラフト・ユー 越後びーどろ 煌 ぐい呑み 各1万1000円(すべて税込)
フードでおすすめなのは、三幸さんの「サーモン塩辛」です。お酒にも合いますし、ご飯のお供にもなりますし、身もしっかり入っているのですごく美味しい。角打ちでおつまみとして出しているので、もし気に入ったらお店で買って帰ってお土産にしてもらえたら嬉しいです!

Q14、これだけは外せない、お土産ベスト3!
工芸品ですと、贈り物にもなるキッチン用品がおすすめです。百年物語のステンレスのピーラーなどは、切れ味がしっかりしていて長く使えるので、私も実際に愛用しています。お酒では「佐渡千年の杉」は東京だとここでしか買えないものです。佐渡の尾畑酒造さんに当社オリジナルで作っていただいたお酒なんですが、すごくすっきりした辛口なので、冷やして飲むのがおすすめ。角打ちのメニューに入っているので、お店で実際に飲んでいただくこともできます。フードだと、やっぱり「サーモン塩辛」、それから焼き鮭を醤油だれに漬けた「鮭の焼き漬け」も間違いない美味しさです。「JOHNNY ディップソース」も新潟の食材を使った万能ソースとして人気です!



Q15、最後に、OKUROJIを訪れる方へのメッセージをお願いします。
ふらっと立ち寄っていただくだけで、食、お酒、工芸品と、新潟の魅力を感じていただけると思います。伝統的なものだけじゃなく新しい新潟の一面も体感できる、味わえるお店を目指しているので、五感で楽しめるセレクトショップとしてぜひ訪れていただきたいです。お店に来れば、きっと「新潟に行きたい!」と思ってもらえると思います!
